歯科医院開院祝の花束
開院祝の花束を顧客様からご依頼いただきました。ご愛顧ありがとうございます。
開院される歯科医院へ直送の祝花になりますのでこちらで報告を兼ねて紹介します。
開院祝の花束
口腔外科矯正歯科の開院祝に赤いバラの花束にてお任せいただきました。
歯科医院にも様々な専門があるのだろうと思いますが、歯科医院名を拝見すると虫歯を治す為だけではない美しい歯を保つための美意識の高い歯科医院のイメージです。プレッシャーを感じつつプレッシャーのある仕事の方が心地良いので楽しんで用意させていただきました。
赤いバラの花束が前提条件で歯科医院への祝花束なので、真白な歯のイメージで赤バラ以外は白花のみ、花束全体をおめでたい紅白色でまとめました。
綺麗な白い歯に見えた「カラー」を美しい歯並びになるように外周に均等に束ねたのですが、給水ゼリーでラッピングする際に底辺の茎位置が動くので歯並びがずれてしまいました。。。とはいえ花は完全に同じ幅位置よりは空気感と自然の動きがある方が美しいので花束としてはこれで正解です。
白のラッピング紙で赤を引き立てつつ、歯科医院にふさわしい清潔感のある花束を意識して仕上げました。
歯科医院開業に紅白祝花
- バラ(レッドエレガンス・ブラックバッカラ)
- カラ―
- ストック
- 百合
紅白の開業祝花
赤と白だけなので、少し遊び心と視線に動きをつけたかったので赤いバラを2種類使用しました。
赤バラをヨリで写すと色の違う赤があるのがわかりますよね。変色したバラ?と感じるかもしれませんが、黒に近い「ブラックバッカラ」という赤バラです。基本的に赤薔薇は他の花に比べ黒に近い発色をするのですが黒薔薇というのは超希少すぎて切花はまず手には入りませんので、黒薔薇の一歩手前の赤薔薇です。
この黒に近い赤は吸い込まれるような深みがあります。好みがわかれますが神秘的で私は好きです。
今回は白と赤の対比の中で、異なる赤を対比させ、白黒の色差も対比させ、味のある深みの表現への花材のチョイスです。
珍しい発色の花色をあえて厳選使用した際に、変色した腐った花が混ざっているというクレームがまれにあり花屋も生産者もがっかりなのですが、どう響くかはその人の感性だから仕方がないですね。このバラも希少な赤黒発色の薔薇で変色しているわけではないので念のため。お気に召していただけますように!