プリザーブドフラワーの取り扱い

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プリザーブドフラワーの取り扱い

プリザーブドフラワーとは？

ブリザーブドフラワーとは、生花から命を抜き取り、特殊加工し、再び美しさを封じ込めた生花の加工花。preserveを訳すと保存加工です。
花や葉の部分を切取り、脱水、脱色、専用液につけ、着色、乾燥させます。加工花ならではの色鮮やかな美しさとソフトな風合いを長期間にわたり楽しめます。
プリザーブドフラワーは1991年にフランスで製品化されました。花を剥製にしたかのようなヨーロッパらしい概念に感じます。
2000年頃から日本でも目にするようになり日本で人気の高い花材となりました。

プリザーブドフラワーウェディングブーケ

プリザーブドフラワーの楽しみ方

プリザーブドフラワーは基本的に茎をもたない「一部分を加工保存した花」ですので、アレンジの幅は限定されますが保存期間が長く水が不要で生花では不可能な場所を装飾したり、様々な小物や商品をデザイン製作できるのが魅力です。ウェディングブーケや小物雑貨等、これまでは若い女性に人気の高い傾向のあるお花でした。水やりが不要で花粉や花が腐る心配もないことから、病院の見舞い花、仏壇や神棚の花等、高齢者や体の不自由な方のご自宅に飾るお花にと実用的なニーズも高まっています。

お洒落な花の時計

プリザーブドフラワーの置き場所

直射日光の当たらない風通しの良い場所に飾るのが長持ちの秘訣です。多湿、極度の乾燥、直射日光のあたる場所では花びらの色褪せ等に影響がありますので避けてください。特に高温多湿な梅雨から夏の時期は保管環境によってはカビの発生の恐れがありますのでお気を付けください。
濃い色は色が移りやすいので、壁、クロス等に直接あたらないように置いて下さい。

白薔薇ブートニア

プリザーブドフラワーの寿命

プリザーブドフラワーの寿命はヨーロッパでは約１０年とされますが、湿度の高い日本では保管場所によっては約１〜２年で劣化症状が見られる場合もあります。日光と温度と湿度を適度に保てば日本でも７〜８年は美しい姿を保つこともできます。生花ではないので長期保存が可能ですがプリザーブドフラワーも永遠に枯れない花ではありません。
変色したり茎や花びらがボロボロになれば寿命です。

赤薔薇のブーケ

プリザーブドフラワーのお手入れ

プリザーブドフラワーは給水不要。水は決して与えないでください。花びらが透けてきた時は湿気の少ない場所に移動させて下さい。２～３日で色合いが戻る場合もあります。埃がたまったら毛の柔らかいチークブラシなどを使い花を傷めないように埃をはらってください。ドライヤーの冷風で吹き飛ばす方法もあります。大変デリケートな花材ですのでなるべく触らないように、取り扱いには十分にお気を付けください。