チェルシーフラワーショーで気になった「コンテストガーデン」その2
二番目に気になったコンテストガーデン
British Council Garden – India: A Billion Dreams
(Artisan Gardens のSilver Gilt medal winner)
なぜこのガーデンが二番目かというと用途別に持参していた2種類のカメラの中の両方に一番多くの写真がおさまっていたからです。
無意識に目線がいってしまうものや、なんとなく写真をとっていたりするものって直感的に興味を持った対象や感性のアンテナにかかったものだと思うんですよね。カメラの中が二番と言っていたこの庭。
このお庭に私を惹きよせた水色。ポピーにブルーなんてあったかな?と帰国してからこの魅惑的なブルーの花を調べてみました。
「ヒマラヤンブルー」秘境花・天上の花・幻の花とも呼ばれる「ヒマラヤの青いケシ」
学名(ラテン名)はMeconopsis (メコノプシス)ケシモドキという意。西ヨーロッパと中央アジア、ヒマラヤ、中国横断山脈の3000M以上の高山地帯に自生するいわゆる高山植物でした。シルクロードに咲く秘境の花って感じかな。新種のポピーの紹介かな?くらいに思っていたら大間違い。目にできるのが希少な神秘的なお花。日本でも高山植物園などでみることができるようです。花博で有名になったようで調べてみるとなかなか興味深い。
この青い芥子のもつ妖艶さに惹きよせられたわけですが、そういえば芥子ってモノによってはアヘン、大麻ですね。この青い芥子は違いますが、人を狂わす毒をもつお花って独得の妖艶さをもっているものなのでしょうか?トリカブトのお花も目がくらむような鮮やかなブルーです。
日本人が思うエキゾチックな空気感。私が知る西洋でもなく東洋でもない色彩感覚。幻想的な空気が漂うお庭。その答えはインドでした。
ヨーロッパ人の多くは日本的なものをみてエキゾチックという気がします。
「エキゾチック」とはその人が目にしてきた記憶の頭の中を覗いてみないとわからない面白い価値観ですね。
この花柄の大理石も見どころの一つみたいです。 つづく。