大阪市立東洋陶磁美術館・特別展「ヘレンド」
ハンガリーの名窯「ヘレンド」やっと観覧してきました！（既に会期は終了しています。）
陶器とフロリスティックに何か関係があるの？と思うかもしれませんが花を装飾するには室内装飾全般についての知識とセンスを有していることが前提条件として必要なのでフロリスティックなカテゴリーです。時代様式を知りつつあえて現代的にデザインで装飾するのと、何も知らず適当にデザインするとでは、作品の奥行きが異なりますよね。
ハンガリー王室御用逹窯
ドイツなら「マイセン」、イタリアなら「リチャードジノリ」、デンマークなら「ロイヤルコペンハーゲン」イギリスなら「ウェッジウッド」といった世界的に有名な芸術的高級磁器。
そしてオーストリア帝室・ハンガリー王国御用達といえば「ヘレンド」街並みそのものが美術品のようといわれるブタペスト。ハンガリーのもつ芸術的感性を探求してみたいと感じる素敵な磁器ばかりでした。古い作品にしか使われてなかったので現代ではもう製造されていないかもしれませんが陶磁を彩るピンク？ローズ？が他には見ない発色で美しかったです。
アーティフィシャルフラワーのセンターピース
個人的にはピンクの彩色に心惹かれたヘレンドの器ですが、ヘレンドといえば「ヘレンド・グリーン」という色名があるように有名なのはグリーンです。上下の２点が、写真撮影可としてテーブルセッティングされていたので載せておきます。
このセンターピースのテーブル装花の花たちはどちらもアーティフィシャルフラワー・造花です。フレッシュな空気感がありコーディネイトの配色と花選びが上手くまるで生花のようでした。会期の長い会場を常に同じ状態の花で華やかに演出するには、アーティフィシャルフラワーがベストだなと実感した参考になるコーディネイトです。
ラグジュアリーフラワーではアーティフィシャルフラワーのオーダーメイドも承っています！
